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フリーライターのリアルな「給与明細」

リアルな収支を公開! ライターは稼げるか?①

上京を機にウェブに本格進出

 2014年に結婚を機に上京。生活のために東京に暮らすことにした。それを機にさまざまな媒体に売り込んでいった。最初は、紙媒体でお世話になっていた編集者のところにも行っていたものの、仕事はやはり少ない。どうしたものかと、今度はYahoo!の子会社に問い合わせてみた。担当者はやめていたのだが編集長が対応してくれた。結局その会社が運営している『THE PAGE』にパワハラについての記事を書く、という少し大きめの仕事をもらえることになった。このころから、年収100万円を超えていくようになる。

 そこからさまざまなウェブ媒体で書かせてもらえるようになった。とくに得意の鉄道ジャンルでは、『東洋経済オンライン』『マイナビニュース』などに書くようになった。

 そして少ないながらも、紙媒体でも執筆している。単著も出し、首都圏鉄道路線研究会での共著『沿線格差』『駅格差』(SB新書)も売れた。鉄道雑誌『鉄道ジャーナル』にも何度か書いた。

 それでも、現実的にはウェブの仕事のほうがはるかに多い。

次のページ収支の変化に恐怖する日々

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小林 拓矢

こばやし たくや

1979年山梨県甲府市生まれ。早稲田大学卒。フリーライター。単著『早大を出た僕が入った3つの企業は、すべてブラックでした』(講談社)、共著に首都圏鉄道路線研究会『沿線格差』『駅格差』(ともにSB新書)など。


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